21才理系大学生による米国株航海記

withコロナ時代、圧倒的自粛生活を強いてきた大学生による株式投資ブログ。経済学を専攻してる訳ではないド素人理系が、ZEROから独学で資産運用をはじめB'z稲葉さんの3個下の人生を期待するお話。

定期報告-GYM 2021年1月

 

 

 

 ※これは特定銘柄を推奨するものではありません。ド素人が感想を綴っただけですので、投資判断は各自責任を持って御願い致します。

(BGM:The Black Eyed Peas - Let's Get It Started)

1.  総評

  ブルーウェーブ(B)、感謝(K)、バイデン(B)。スススッ。
 クリーンエネルギーに懸けてきた自分にとって、1月相場ははじめ最高のスタートでした。バイデンが正式に決まった辺りでクリエネ銘柄はどれも火を噴いて、Twitterも盛り上がってましたね。ただ1月後半になるとmyPFはどれも調整気味かズルズル落ちてゆきました。2月(?)にあるかもしれないパリ協定復帰のタイミングでまたマーケットがどう動くかが楽しみです。因みに下画像は1月7日の友人からのLINEです。おいなんやこれですよ。この後も伸びてプラグパワーの株価は1週間で2倍近くになりました(この後のロビンフッダー株はもっと凄かったですが)。2021はクリエネがさらに来るとも言われる一方で、バイデン政策の法案通過の実現性の低さなどの話も出始めてます。単なるブルーウェーブ(上下院でバイデン民主党が優勢の状態)のトレンドに過ぎないと言う人もいるみたいですが、ただ個人的には長期的にこれからの地球を考えたときに、そこをきっかけに気候変動や環境議題への本格的な投資の高まり、テスラ・NIOなどをきかっけとしたEV主役化など長期的な成長を信じたい派です。学生目線の記事としてイイタイコトは4.さいごにに書いたので長スギィと思う人はそこに飛んでください

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 また節分天井という言葉があるように、2月以降調整局面を迎えるかもしれないというのは一部囁かれています。ただ調整調整と言ったって、現在の米国強気相場じゃ大したことなかったりするかもなので、とりあえず殆どはじっくりホールドし続けると思うし、買い増すかもしれません。

 米国の新型コロナの感染状況みてみると、年始にピークを打って以降、若干下がり始めてるてカンジがします。こうなってくるとグロース株全力の私としては、バリュー株(業績に見合った銘柄)の動向がやっぱ気がかりで、今後ワクチンにより日常が戻ると共に、グロースからバリュー優勢の時代へと移行するかどうかが今年の大きなポイントになってくると思います。ただ変異株のニュースだったり、まだまだ誰も読めないので単純にいまから航空株を保有するとか、そういう気にはなれないですね。

 

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                                (出所:Google統計情報・The NewYork Times)

 

 

 2. ポートフォリオ

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3.1 ETF

QCLN(クリエネ※EV含む):+14%
ICLN(クリエネ※EV含まず):-11%
GNOM(ゲノム・バイオ):+5%
SPXL(S&P500 3×):-4%
※1月騰落率です。

 QCLNは総評でも述べた通り最高です。他がどんなに下がろうとこやつが居る限り、my PFはマイナスにはならないので精神安定剤になってます。ICLNは同じくクリエネETFなのですが割と過熱した時期に買い付けたので正直遅かったです。ただこれもクリエネ命懸けのワイにとって、QCLNを買い増すよりもICLNも保有した方が良いと思っての買いです。両者はクリエネ全般なようで実は被り(オーバーラップ)は半分よりも少ないみたいです。
 バイオ関連分野も保有しておきたいのでGNOMも持ってます。ただやっぱりARKG買った方が良かったよなあ。ARKGは話題のArk社が運用してくれる、ゲノム革命に関する企業で構成されるETFです。もうホントはARKに任しゃええんよ。Arkの出すETFはどれもセンスの塊なので、早よSBI・楽天でも取り扱って欲しい。取り扱ってるサクソバンク証券の口座をせっせと開く人も多いみたいですが、例えばみずほ証券なんかではArk連動型の投資信託があるみたいです。ただ手数料高すぎですが。

https://www.mizuho-sc.com/ap/product/toushin/fund/resources1/innovative_future.pdf

3.2 主な米国株個別

CHGG(教育)
MRNA(バイオ・ワクチン)
PLTR(ビッグデータ・諜報)
STNE(伯決済)
SQ(決済・仮想通貨)
MTCH(出会い系アプリ)

 おそらく売った方も多いだろう、ホールドし続けた問題児のモデルナ(MRNA)が底をつけて、年明けから上昇し始めました。ファイザーもええけど皆モデルナ使おうや。最近モデルナは良いニューズが続いてますね。でも単なるワクチン株としてではなく、とにかく将来を見据えたいちバイオテック企業として愛し続けます。セクター別で見ると、フィンテック分野(決済や仮想通貨関連とか)の企業を増やすようにしました。1月はビットコイン大変な事になりましたが、これからブロックチェーンへの関心はさらに増えるだろうということで、かなり割高と言いつつもスクエア(SQ)はまだまだ長期的に期待してます。ただここ最近の株価を見ると調整局面に入りましたかね。その他教育プラットフォームを構築するチェグ(CHGG)の伸びが何か良かったです。あんまり界隈では話題に出ない$CHGGですが、事業内容が私の大好きな企業です。またAMCをごくわずか買いロビンフッダーの熱戦にお小遣い稼ぎで参戦しました笑(利確してちゃんと降りてますよ)。

 

 

4. さいごに

  私が日本株よりも米国株が好きな理由は、1株から買えるからってのもありますけど、以下の話に尽きます。

  色んなETF(上場投資信託、複数企業に分散させるいわば詰め合わせパックですね)の株価見たらわかりますけど、その多くが長く持ち続ける人が結局勝つという考え方です。数年単位で見たらドットコムバブル崩壊、リーマン、コロナなど、そりゃ暴落や低迷期はあります。ただそこをじっと耐えて持ち続けると気づいたら何倍にも膨れ上がってるという話です。言い換えれば、米国株は早めにスタートした人ほど得する傾向にあるという事です。だからこそ学生の内に入れたたった数万円が意外と重要やと思います。これは米国株や複数の国に分散するETFだから言える話で日本株ではそんなことは言えないです(※株始めるといかに日本企業が世界から期待されてないかわかるし、逆に就活生に人気のキーエンスなんかは株価は長らく順調でよっぽど上手な経営とビジネスモデルを持っていることが実感できます)。ただ勿論株に絶対などありませんので鵜呑みにしないで下さい。個別銘柄でみるとかつて天下を取ったのに、IBMやGEなどのように時代についていけなかった銘柄はあります。

 日本株に銀行感覚で突っ込んでおくのは不安で仕方ないですけど、S&P500連動型(米国の代表的な500社に分散)やVTI(全米4000社に分散)や全世界株式(全世界8000社に分散)など低リスクで安定的な成長を実現してきた代表的なETFに入れておく分には、銀行預金なんかよりよっぽどマシやと思います。株に興味ない学生は、これらのほぼ考えなくてよい、指数連動型ETFにコツコツ金を入れ始めてみてもおもしろいと思います(勿論低リスク低リターンのETFですが)。また複利効果2021の量的緩和相場(FRBのカネが市場に回るので株式市場には明るい時期という話です)を考えれば、この1年の遅れは結構大きいのでは個人的に考えてます

 まさかこんなところまで読んで頂いた方、感謝します。また絶対逢いましょう。では。(握手)

【ROUND11~12月】大学3年生が独学で突っ込む冬の陣

 

 

 株を始めた経緯

(BGM: SHAUN – Way Back Home (feat. Conor Maynard))

 私事ですが11月中旬に株を始めてみまして、素人理系大学生が1.5か月の記録を今回遺しておきます。注意して頂きたいのは、これは特定銘柄を勧めるものでは全くないし、将来予想とかでもありません。単に初めて2ヶ月程度のド素人の感想を綴っただけです。

 

 始めた理由はいまバイトもないしなあってのと、コロナの圧倒的自粛。それから何となくビジネス的なことをやってみたかった気持ちもありました。株を保有するということは、その企業のオーナーとなるということです。”Microsoftの1万円分はワイの”と言えるわけです。利益追求だけでなく気持ちも含めて、伸びて欲しい企業は応援したいです。

 

 3月の第1波のとき株を始めるならnow or neverと迷ってました。ホントにあの時始めればよかった。その時は友人によっては否定的で、親はやめとけみたいなカンジでした。別に誰が正しいなんて事はありませんが、いつまでも銀行預金と米粒みたいな金利で安心だと思ってたら、30年40年先泣くことになる可能性だってあるので大学3年の今から投資に触れておきたいってのはあります。あの頃テスラ買ってたら10万円→80万円だったなあ。。。

 

 能書きはいいから、この1か月半で保有した銘柄の代表的なものを挙げておきます。

 

~全体ポートフォリオ概要 ~

 基本的に大学生の間にある程度結果出したいってのがあるんで、グロース株全力芸人でやらしてもらってます。伝統的な重鎮ではなくその多くが安定した業績よりも期待に買っている部分があるので、参考にしすぎず自分で調べる事が大事になってくる企業ばかり選んでます。また米国株の方が軒並み成績良かったので、はっきり言って日本企業には期待してませんポートフォリオETF半分と個別銘柄半分ってイメージです。

 

QCLN(米中加など)
 話題のテスラやNIOなどを詰め合わせたクリーンエネルギー系ETF(上場投資信託)です。3月の底からテスラは8倍、NIOは21倍ととんでもなくEVの2強が引っ張ってくれてる事もあってか、2020年はETFとしてはかなりのパフォーマンスでした(他の構成企業も軒並み上昇)。
 EV支援を示すなどバイデンの環境政策は見物だし、何より現状数%のEV普及率が長い目で見たらこんなもんであって欲しくはないです。
 勝手に2020のMVP銘柄を選ぶならテスラやろうね。いくつかの授業で取り上げられてもいて、イーロン・マスクの資産が一度ビルゲイツを抜いたり、時価総額トヨタを悠々と超え世界一の自動車企業になったりなど話題に尽きなかったです。今年は最後まで落ちなくて、結局テスラに飛びついた人は勝ちやったなあ。
 それにしてもイーロン・マスク(テスラ)のやってることはなんというか、夢がありますよね。キャッシュレスを広めたPayPal、EVと新たな移動空間を創造するTesla、火星移住を構想するSpace X。ぶっとんでたとしても、こういう人は素直に応援したい。

 

Match Group(米)
 マッチングアプリの王者です。Tinderがメイン売上ですが、あのPairsも傘下に入れたりと競合の買収を重ねて、レッドオーシャンと言いつつも業界の筆頭格になりつつあるかもです。因みに2020年の消費額NO.1アプリはTinderだそうです。ロックダウンがあっても伸び続けましたが、来年以降ワクチンによる生活の変化と共にさらなる成長を遂げるか見物です。こういうサービスってカップル成立を願って作られてますが、企業側からすればカップル成立でユーザーは退会していく仕組みであり、LTVが大きく期待できません。しかし、すごいのは50歳以上のアプリや、東アジアのPairs(日本じゃ不動の1位)、欧州のMeeticなど幅広くカバーして征圧しようとしてます。恋愛は世界共通なので全世界に拡大していって欲しいです。以下のページにわかりやくまとめてくれてます。
 

note.com

 

Moderna(米)
 やっぱりワクチン株も持っておきたいので。ファイザーとかなり迷いましたが、伝統の巨人よりも化ける可能性を秘めるグロース株を期待したいってのと、ワクチンの保存環境の良さなどからモデルナにしました。又、単なるワクチン株としてではなく、mRNAを利用した従来にはない新薬で治療法開発に取り組んでいる点も長期的に伸びて欲しい。ただとは言っても駆け出しだろうし、まだまだ決算は芳しくなく、開発への投資時期でしょう。どちらにせよ、こんな短期間で90%を超える有効性のワクチンが開発されることは異常らしく、また情報公開のタイミングなど謎は多くある?(都市伝説だよ笑)ので、目先のアップダウンでワイは踊らされぬようにしたい。

 

Palantir(米)
 この企業ご存じの方いっらしゃいますか?今年9月末に上場した国際諜報企業です。CIA、FBIなどゴリゴリのクライアントをもちながらビッグデータ解析行っています。ビンラディン殺害も彼らによる特定だったそうです。低い株価ながら乱高下している恐さはありますが、まだ$27くらいの株価です。何年かかるかわかりませんが、3桁いくことを願ってます。でも一つIPO株はトライしてみて、上場した年からのパランティアの株主だぜ、って言いたい、んじゃ!

 

Chegg(米)
 大学の高スギィる教科書のレンタルや、勉強のわからんとこを訊ける質問サービスです。書いた論文の剽窃チェックまでしてくれちゃいます。個人的に大学生にとって最強のサービスと思ってます。大学の成績は友達の多さで決まるなんて事も言われるけど、このサービスあったら努力した人が報われる大学の勉強になるかもなぁ、なんて思ってます。ビジコンもこれが日本にも欲しいなと思って作ってました。米国学生3600万人の市場規模(学生以外のニーズも加味すればもっと大きくなります)に対し、まだ10%程のサブスク会員数なのでまだまだ拡大の余地があるし、勿論着実に会員増加しており、2020はコロナでさらに加速しました。勝手な想像なのですが、このサービスが拡大していくことでネットで大学の勉強がしやすくなれば、大学行くべきかなど大学教育そのものを問いただしたり、世界中に人がオンライン大学のよな学習コミュニティすら作れると思ってます。実際、私も会員でしたが、専門的な勉強のGoogle検索じゃ足りない部分を広くカバーしており最高でした。こういう風に実体験としてサービスの価値がわかっている銘柄に投資するのも大事なはずです。

 

Stone(伯)
 ブラジルのフィンテック企業です。上場したばかりだしブラジルというのもまだまだ不確定要素は大きいですが、南米グロース株のホープとしてチャートも着実に伸び続けており個人的に期待してます。以下のサイトの表現ですが、”ざっくり言うとPayPal、Square、Shopifyの機能を持っているフィンテック”って言われるとわかりやすいと思います。まだまだSquareの$200くらいまで株価は伸びきってないし、ブラジルのコロナ回復と共に上がってくれいぃ。

stock10x.com

 

出前館(日)
  第3波が来るだろうといった時期でニーズも高まるし、テクニカル的にも良かったので期待して買いました。最初は動きも鈍かったですが、1か月経ってやっと結果が出てきました。やっぱり長期トレンドに乗ってる銘柄を買いつつ目先の数週間なんかに踊らされないのが大事だなって思わされました。先週までで40%も上がってくれたのに、先週金曜14%下落。。

 

オークファン (日)
 単なる価格比較サイトの運営っぽいですが、在庫を廃棄させずスムーズに流通させたいという課題解決を行う、EC支援のサービスです。なんか新しくないですか?決め手は決算がとにかく良かったです。あと1日早く買ってれば、20%増でした。。ただ最近の上昇は主軸事業よりも投資事業での成功による所もあるみたいなのでまだまだわかりません。以下は2020Q3決算になります。

https://pdf.irpocket.com/C3674/PLDE/EeJY/hTZI.pdf

 

~結局、大学生なんかが株式投資はじめてよかったのか?~

 結論、株ははじめて良かったです。以下プラス面、マイナス面どっちも載せときます。

 プラスだったのは、寝かせておくだけで金は入ってくる点です。ここがポイントだと思いました。銀行預金に眠らせず、カネ自身に働いてもらうんです。別にデイトレやFXをしてるわけではないので、人的資本をほぼ投入せず、毎夜毎夜資産が増えていくのは気持ちええ~ってカンジでした。私が選んだのはずっと下がり続ける銘柄はあまりなかったので(乱高下しとる輩はいましたが)、選球眼は悪くなかったのかなぁ。また圧倒的に経済ニュースに興味もつようになりました。自分のお金がかかっているので。そういう意味では就活や社会を考えるようになる大学生のうちにやっておくことに凄く意味があるんじゃないかなって思ってます。

 マイナス面は、1.5か月でめちゃめちゃ利益が得られるわけではありません。ワイはFXや信用取引のように何倍もレバレッジかけるというようなことはしたくないし、ギャンブルとは違います。大学生なら尚更元手が少ないはずなので、メイン収入と言えるほど大きくは入ってくるとは言いづらいです(100万くらい投資資金があるなら話は別かもです)。

 米国株は1株から買えますので、アルバイトで貯めた分のいくらかは株として保有してもよいのではないでしょうか!そしてお金以上の学びと体験がそこにはあるので是非始めるべきやと思います。

 まさかここまで読んでくれた優しい方、本当に有難うございました。また絶対お逢いしましょう!